映画・マンガ・本

映画・マンガ・本になった格闘技

格闘技や格闘家を描いたもの、格闘技や格闘シーンが登場するストーリーやドキュメンタリーは、いつも熱く感動に満ちています。
ぜひお気に入りの一作を見つけてください。

映画

ロッキー

シルヴェスター・スタローンの出世作
第49回アカデミー賞
第34回ゴールデングローブ賞ドラマ作品賞受賞
作品と共に、テーマ曲も大ヒットした。

この映画を見て、ボクシングをやってみた人、やってみようと思った人、ひたすら憧れた人も多かったのでは。
しかしボクシングは殴り合い厳しいトレーニングがつきもののため、実際にボクシングを始めた人、またその中から選手になった人は、非常にまれでしょう。

ストーリーは、シルヴェスター・スタローン演じる、だめボクサーのロッキーが、運命に導かれて世界チャンピオンと闘いに挑む感動作。
試合後にロッキーが、リングで彼女のエイドリアンと抱き合うシーンは、あまりにも有名。
1作目の大ヒットを受けてシリーズ化され、全6作となりました。

2017年6月16日、このシリーズの監督ジョン・G・アヴィルドセンが、すい臓がんのため死去
彼はもう1つの格闘技映画の伝説となった、「ベストキッド」の監督でもありました。

燃えよドラゴン

ブルース・リー主演のハリウッド初の本格的な格闘技映画
カンフーが世界中でブームとなった。

ブルース・リー演じるリーが、姉のかたき討ちを果たす痛快アクションムービー。
たった1人で戦いに挑む孤独なリーの姿が、実にカッコイイ。

この映画も数多くの人を魅了し、これをきっかけに空手や少林寺拳法などを始めた人もいるのでは。
この映画が世界中に影響を与えたことは間違いなく、またキル・ビルに見られるように、今も多くの人や映画人の心に残り、影響を与え続けていることを考えれば、ブルース・リーは偉大な伝説の格闘家。

キル・ビル

クエンティン・タランティーノ監督、ユマ・サーマン主演のバイオレンスアクションムービー
結婚式直前に婚約者と胎児を殺されたユマ・サーマン演じるザ・ブライドが、自ら復讐を繰り広げる。

ザ・ブライドの黄色と黒のボディースーツは、燃えよドラゴンのブルース・リーの衣装を模したもの。
テーマ曲は日本でもビールのCMに使われるなど、誰もの耳に残っている

ルーシー・リューの日本語に聞こえない日本語「やっちまいな」(「や」にものすごいアクセントがついている)を聞いて「なんだこれは?!?」と納得いかなかった人も多かったことでしょう。

ミリオンダラーベイビー

クリント・イーストウッド、ヒラリー・スワンク、モーガン・フリーマンの豪華キャストで制作され、第77回アカデミー賞作品賞を受賞。

クリント・イーストウッド演じる孤独なトレーナーフランキーが、これまた孤独なヒラリー・スワンク演じるマギーを、大金を稼ぎ出す強豪ボクサーに育て上げる。
結末は、「なぜここまで落とすのか?!?」と疑問を持つほど非常にやるせなくやり場のない悲しみだけが残るため、元気のない人には見ることを勧められない映画。

マンガ

空手バカ一代

極真空手の創始者、大山倍達の伝記的ストーリー
TVでも放映され、子どもから大人まで、広い極真空手ブームを巻き起こしました。
フルコンタクト空手の血を吐くような厳しい練習にもかかわらず、当時の極真空手の道場は、稽古に訪れる道場生であふれかえったと言います。
この漫画に登場していた人物が実在し、空手家として活躍中であったことも、道場に人が押し寄せる理由の一つでしょう。

小説

天使がくれた戦う心
会津 泰成 著

下北沢のジムでトレーナーを務めるタイからやって来たムエタイチャンピオンと、ジムに通う少年の交流を通して、それぞれの人生を描いたノンフィクション作品
チャンピオンと言う華々しいタイトルとは裏腹の生活を日本で送るムエタイチャンピオン。
ジムに通う少年内田は、そんなチャンピオンに下北沢のジムで出会い、変わり始める。
ムエタイ選手やタイのお国事情がとてもよく描かれており、最後は泣けるお勧めの一冊。

ムエタイチャンピオンが、「趣味で格闘技を楽しむ人」を日本で初めて見たこと、彼がムエタイを始めた理由、結局日本では夢見ていたような豊かな生活は送ることができなかったことなど切ないくだりも多くありますが、そんなムエタイチャンピオンと少年が繰り広げる心の交流には、非常な感動が。

義珍の拳
今野 敏 著

松濤館空手の創始者である、富名腰義珍の生涯を描いた感動作。
病弱な少年が空手を通じて強靭な肉体を手に入れて猛者となり、琉球秘伝の「唐手」を本土に「空手」として伝えて行く生涯を伝えるストーリー。
現在の日本の打撃系格闘技の元祖ともなった空手を、沖縄から全国に広めたのが、主人公の富名腰義珍氏。
富名腰氏の空手を愛する心と、それゆえの苦悩が伝わってくる感動作。

正々堂々潔く闘い、時には超人的なイメージさえある空手家ですが、空手の流派内の派閥争いは、よく耳にするもの。
このストーリーを読むと松濤館も例外ではなかったようですね。